シルバーフィットネス事業が単月黒字化するまでの道筋

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今後ますます巨大化するヘルスケア市場において、介護予防という分野で特色のあるフランチャイズビジネスを展開する「レコードブック」。

介護予防を目的としたシルバーフィットネス型デイサービスという画期的な組み合わせは高齢者本人だけでなく社会全体のニーズとも合致するため、現在店舗展開が急速に拡大中です。
しかしビジネスである以上、社会貢献ができればそれでOKというわけにはいきません。「レコードブック」のシステムを利用してフィットネス型デイサービス施設にどれだけのビジネス的な有望性があるのかを知るために、事業開始後に黒字化するまでのロードマップを示したいと思います。初期投資をどれくらいの期間で回収できるのかも含めて、「レコードブック」を純粋に新規参入事業として評価してみましょう。

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9ヶ月で黒字化を想定している根拠

「レコードブック」が想定している収益モデルでは、9ヶ月で単月黒字化できるとアナウンスされています。この根拠についてはケースバイケースですが、開業後どれだけの利用者を獲得して、稼働率を高めるかによって決まります。非常にニーズの高い分野なので潜在的な需要の掘り起こしをするよりも、その店舗の存在を知ってもらうPR活動をすれば着実に利用者が増加していくのは既存の店舗が実証しています。「こういう施設があるのを知っていたら、もっと早く利用していた」という声が多いのも、その需要の本質を示していると言えるでしょう。
ここで、ある既存店舗の収益モデルを見てみましょう。この収益モデルは稼働率95%をもとに算出しているので、すでにある程度の利用者が付いている状態です。

<売上>429万円
<経費>人件費:162万円 | 地代・駐車場代:35万円 | 事務処理手数料:4.5万円 |
    ガソリン代・リース代など:51万円
<本部ロイヤルティ>6%
<営業利益 >146万円

このように稼働率が95%になると、単月の営業利益が146万円になります。これだけの営業利益がもし最初からあれば初月からいきなり100万円を超える利益となりますが、さすがに最初からいきなり稼働率が95%に到達するのは理想的すぎる収益モデルです。
最初は0%だった稼働率が徐々に上昇することにより、この店舗の場合だと損益分岐点である売上高283万円を突破したときが単月黒字化の達成月です。稼働率を徐々に高めていくことで9ヶ月にこの損益分岐点に到達するというのが、「レコードブック」が想定している9ヶ月での単月黒字化です。

初期投資は2年半で回収

次に、初期投資の回収時期についても考えてみましょう。上記の例では開業資金として以下の費用を初期投資しています。

・加盟金:200万円
・保証金:0円
・教育訓練費:80万円
・開発企画費:50万円
・事業所開設支援費:50万円
・物件取得関連費:185万円
・内外装工事費:700万円
・開業準備金:138万円

これらをすべて合計すると、1023万円という金額になります。いわゆるデイサービス施設、またはフィットネスジムを開設するのにはこの数倍以上の費用が必要になるので、この時点でかなり新規参入のハードルは低いのですが、もちろん大切なのはこの初期投資をどれだけの回収できるかです。
単純に上記既存店舗の例で割り算をすると、わずか7ヶ月で回収できることになりますがそれはあくまでも最初から稼働率が95%になっていることが前提です。
開業時には0%から始まる稼働率の平均値を加味して、「レコードブック」では初期投資の回収完了期間を2年半と想定しています。
この計算を見てもお分かりのように、「レコードブック」が想定している2年半という期間はかなり辛めの想定です。実際にはこの想定よりも順調に推移する可能性もあるため、その場合は回収完了時期が2年半よりも早まります。
このようなシミュレーションが成り立つのは、「レコードブック」のビジネスモデルが優れているというだけでなく、介護予防を目的としたヘルスケア市場の急速な拡大という追い風があるからです。

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まとめ

ヘルスケア市場が拡大を続けている中、健康関連や介護、介護予防などのビジネスは続々と誕生しています。「レコードブック」もその中のひとつなのですが、「介護の風雲児」と表現されることもあるほど従来の常識では考えられなかった斬新なビジネスモデルなので、その有望性はより確かなものとなっています。
この記事では、実際に運営されている既存店舗での収益モデルを実数値によって紹介しました。こうした事例紹介では成功している店舗を紹介するのが普通ですが、これだけの結果を出している店舗が珍しくないところが「レコードブック」の優位性そのものと言えるでしょう。
敢えて介護業界らしくないイメージづくりをしていることもあって、「レコードブック」へはアパレル業界やITベンチャーなど異業種からの参入も目立ちます。このことからも介護関連ビジネスに魅力を感じているものの、参入する足掛かりが無かったと感じていた企業にとって「これならうまくいく可能性が高い」と思えていることの表れではないでしょうか。
とてもユニークで有望性の高い「レコードブック」の詳細は、以下のページでもご覧いただけます。説明会の案内もあるので、興味のある方はぜひご覧ください。

http://www.recordbook.jp/fclp/

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